なるべく身近な例としてメイシのBIRD(鳥)を使ってみる
私は鳥が好きだと云いたい時に日本人が典型的にやるのが
I LOVE BIRD
これはどこもマズクないと思っている、だからどんなメイシにも同じパターンを繰り返す
しかし、この文だとほんとうのところは、
私は物理的な鳥ではないが言葉やイメージで説明するところのいわゆる鳥というものが好きなんだ、
あるいは簡潔には、私は概念としての鳥が好きだ、
そのような日本語にしかできないような内容を発言したことになる、
物理的でない鳥って、鳥の実体がない鳥、目の前で見れない声を聞けない触れない(まあ鳥を触ることは
ほとんどないですけど、でも可愛い手乗り文鳥とかいますし、話し逸れた)そんな鳥、
わけがわからないでしょ?
私は鳥が好きだと云うときは、単純に(実体のある、われらと同世界に住む動物の)鳥が好きだ、
と云いたいだけ、
BIRDのようなのを「前になんにも付かない」メイシの単数(ひとつだけ)と分類しましょう(便宜上)、
こいつが日本人えいごをつぶしているウィルスのひとつです、
日常会話においてBIRD(鳥)は概念ではない、のに、こいつはそれを無理矢理概念モドキに
変質させてしまうのです、
日本人が自分の手でそうと知らないでやっているだけの話です、が、一番の原因は学校が
おそらくただの一度もこの理屈をわれわれに教えなかったからです、責められるべきはそちらだと俺は
思う、
さて、
対策は、非常に乱暴な云い方すれば、「前になんにも付かない」メイシの単数は使わないと
心に決めておくことです、これの威力は絶大です、
じゃなにを使うというのか?ですが、前になんかが「つく」メイシの単数か、または、前になんも
付かないメイシの「単数じゃないもの=つまり=複数」を使います、
この例では、
I LOVE BIRD ではなく、
I LOVE BIRDS とやります、これが(いやな云い方ですが)文法的に正解です、
BIRDSはBIRDの複数(ふたつ以上のもの)です、
BIRDSはいろんな鳥を総称しています、犬が好きは I LOVE DOGではなく I LOVE DOGSです、
(誤解があるといけないので次のを付け加えておきますと、
I LOVE PEACE 私は平和を愛する、これもダメなのか?と?ここではPEACE自体が概念ですので
これが正しいのです、つまりBIRDとはケースが違います)
これにおおいに関連して、もうひとつのウィルス感染を指摘しますが、
日本人(えいごをマスターしてるご面々はもちろん除きます)はほとんどメイシの複数形を使いません、
「複数形をまったく思いつかないシンドローム」とでも云えます、
日常接する機会の中でひとやものや出来事etcのことを指して云う時に、
実は(1)複数のひと・ものをまとまり的にとらえてたり、(2)総称で云っていることが
非常に多いのです、特定不特定は問わずぽつんとたった一人のひとや一つのものを問題にする
ケースが意外に少ないでしょ? でも日本語では言語の性質から単数・複数の区別がないので
そんなことは意識しない、ところが英語はひとつひとつのメイシの単語について明確に単数か複数か
を表示します、そして単数と複数では意味するところが違っている、この日本語と英語の性質の
違いが原因して複数形を使うことの必要性を思いつかない、そう云えます
これもこの大事な基本事項を学校で教えられなかったことが大きな原因です、
そこで非常におおざっぱですが、極力「複数」を使うと心に決めておくという技です、
メイシを口に出そうとするときまず第一選択として「複数」を思え!と自分に言い聞かせておく、
これも効果絶大だ、複数を第一選択に決めておくと、なんも付かないメイシの単数を平気で
使う癖から早く脱却できます、
ただし書き忘れましたがここで俺の云う「複数」とは、なんも付かない複数です、
つまり「THEの付かない」複数のことです、
THEの付く複数は以下に説明します、
もいちど書いときます、なんも付かない複数には2つの使い方があり、
(1)複数のひと・もの・ことをまとまりでとらえる
(2)総称的に云う
英語のメイシの複数形を平気で使えるようになることはたったそれだけで文法のレベルを
格段に押し上げます、
次です、
概念ではない=実体を伴うひとやものの単数には前になんかを付けるというのですが、
AまたはAN か あるいはTHEを付けます、
比較しながら見てみます
BIRD
A BIRD
前のBIRDは概念モドキに変質させられておりダメです(上で説明しました)、前にAが付くことで
具体的ないわば実体を伴う(一羽の)鳥を意味することができます、
A BIRD
TWO BIRDS, MANY BIRDS (2羽の鳥、たくさんの鳥)
この比較はA=ONE(ひとつ)の意味を持つことを示そうとしたものです、
A BIRD
SOME BIRDS
上が単数、下が複数ですが、このAは一羽は一羽でもかくかくしかじかにいる特定の鳥を指すわけでは
ない、これというわけじゃなくなにしろ不特定の一羽の鳥というものを表します、
Aは「特定しない または できない」=不特定を表すのが特徴です
(備考; これゆえ不定冠詞という文法用語を付けられています、覚えなくてもいいですが)
それに対比する複数表現が下のSOME BIRDSです、何羽であってもかまわないけどとにかく複数
であることと同時にこれら・あれらというわけじゃない不特定のグループをSOMEで表しています、
なんも付かないBIRDSでも同じことを意味することができるのでBIRDSの上の(1)は
詳しくはSOME BIRDSと書けるといえます
A BIRD
THE BIRD
上でA=不特定(どれというわけじゃない)を表すと書きました、では「この鳥だ、あの鳥だ」
「他のどんな奴でもかまわないのではなくまさにその鳥だ」のように鳥を特定したいまたはしなければ
ならない時はどうするか? それが THE BIRDのTHEです、
ここではじめてTHEが出ましたでしょ??
THEはメイシを特定する機能を果たします、
さて、ここからが超大事なことです、
THEを使ったならメイシを特定したことになります、
しかし特定と云うとき、相手(話の場合=聞き手・文の場合=読み手)が「それ」(どれ?)と
特定「できる」という前提が必須要件なのです、
あなたが相手もそのメイシ(この例ではその鳥)を特定できるはずだと想定しながらTHEを使う
のでなければ、THEは機能しません、
THEをあるメイシに付ける限り必ずそれ以前の会話や文の中にそのメイシが一度話題にされていて
当然です、一羽の鳥(A BIRD)が会話の材料に登場していて次にその鳥のことを口にするから
こそTHE BIRDとやります、相手は鳥を特定できます、
THEは云ってみればベクトルで特定する働きをします、
聞き手読み手はTHEが付いたことによりベクトルの向いた先つまり今までの話の脈絡から
どのメイシのことかを理解します、つまり話が「見える」、意味がわかる、
ところがマズイのが、唐突にTHE+メイシとやることです、
今まで一度も登場させてなかったのに会話や文章に突如THE+メイシとやる、すると、
相手はベクトルの向け先に何もないので「どれ?」「どのこと?」「なんのこと?]
とピヨッてしまう、
そして発した当人は相手がなぜピヨるのかまたピヨッてることもすら理解できない、
THE使用の条件である、THEは相手と自分との間の暗黙の了解が必要であることを
学ぶ機会がなかったからだと俺は考えます、
相手あってのコミュニケーションだというのが基本です、コミュニケーションは必ず話の脈絡
(コンテキストと称します)を相手と形成していく過程です、
THEはこの脈絡の中で使われることを知っていなければなりません、
唐突にTHE+とやってもかまわないものもたしかにあります、THE SUN、THE MOONは
学校で教えられたように世界に唯一のものにはTHEを付けなければならない、と、
しかし「付けなければならない」ではなくて「付けても当然」と教えた方が良かったのです、
太陽や月や地球はどんな場面で登場させようが誰もが迷うことなく「それ」とわかります、
つまり特定できます、ベクトルは常にただひとつ方向を指しているから、この場合でも
THEの働きは上で説明したのとなんら変わりないものなのです、特別ではない
THEを付けなければならないケースをいくつも覚えさせられますが、ほんとはTHEの基本機能を
はっきり説明した上で、だから例えばこんなケースはTHEを付けるのが自然なのだと
説明してくれていればずっとわかりやすかったに違いない、
ほんとに学校英語の教授法はいつ変わるんだろかと思う、
THEを付けるなら相手の理解に対し責任を持つ、これを覚えてください、
THEはいつもわかりにくいものの代表みたいにやり玉にあげられますが、基本機能を
理解していれば別にどうということのない奴です、
いつもTHEを目にする耳にするたびにベクトルの矢印をイメージしつづけてみてください、
そして自分から使う時にも、今までになかったフレッシュで心強い感覚が味方になります
さて、これも書いておきますが、
THE唐突がダメとは云うのと反対に、THEを付けなければならないのにTHEを付けないのが
マズイとも知ってなければなりません、
一度あるメイシ(A BIRD)を出して話題にしておきながら次にそれに触れるつもりなのに
またA BIRDとやってしまったら、相手はTHEでのベクトルを予期していたのに、また
あらたな鳥(A BIRD)が出現したのか、とこれまたピヨッてしまうということです、
「さっき云った鳥じゃないのか?」みたいに、
THEを付け「なければならない」とはそういうことです、
THEの使用・不使用は、THEを付けるからには責任を持て、という面と、責任を持つには
THEを付けるのを忘れない、という面といわば2面があるとそう理解してください、
A/ANが不定冠詞と呼ばれるのに対し、THEは特定するの定を取って「定冠詞」と呼ばれて
います、
しかし冠詞っていうのは形容詞だと思った方がいい、
形容詞とは名詞の意味を限定する働きをしますが、その意味で冠詞はまさに形容詞です、
形容詞なんてのとは別物として冠詞があるみたいに教えられることが英文法をややこしく
させてしまう原因だと思う、
THEの付く複数についてですが、
なんも付かないBIRDSに対し、THE BIRDSとなった時はTHEの性格からもちろんベクトル
で特定します、THE+とやるより以前に話の中でBIRDSが登場しているはずで、その複数の
鳥たちというグループを特定します、THE BIRDSは他のどの鳥たちグループでもなく
限定された「その」グループだけを指し示しています、
このTHEが限定する力というものを知っていてください、
そしてどんなにたくさん形容詞が並べ立てられてメイシを限定してもTHEは必ずトッパシに
来ます、つまりそのメイシが意味的に限定されたものであることの目印的なものとして
頭に付きます、
最後に付け加えておきますと、THIS や THATというのがあります、複数だとTHESE と
THOSEです、これらもTHEと同じような働きをしますがTHEよりも限定的にメイシを
指し示したい時に使います、
長くなってしまいました、
読み切れませんでしたか?拙文過ぎて(((笑いごとじゃなく、
以上は何にウェイトを置きたかったのかと云えば、
メイシの複数形
THEの機能
この2点でした
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